品川保険事務所から

「静かに行く者は健やかに行く、健やかに行く者は遠くまで行く」

「100年働く仕事の哲学 」その2

 

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本書の冒頭には、渋沢栄一の以下の言葉が引用されていました。

 

四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、百まで待てと追い返せ。

 

四十、五十ともなれば当時は「晩年」と考えても不思議ではなかったはずです。まさか21世紀の今になってこの言葉に励まされるとは、ちょっと驚きました。

 

100年働く仕事の哲学

100年働く仕事の哲学

 

 

これに近い言葉は、さらに前の時代の葛飾北斎も言っていて、

 

 私は6歳より物の形状を写し取る癖があり、50歳の頃から数々の図画を表した。とは言え、70歳までに描いたものは本当に取るに足らぬものばかりである。(そのような私であるが、)73歳になってさまざまな生き物や草木の生まれと造りをいくらかは知ることができた。ゆえに、86歳になればますます腕は上達し、90歳ともなると奥義を極め、100歳に至っては正に神妙の域に達するであろうか。(そして、)100歳を超えて描く一点は一つの命を得たかのように生きたものとなろう。長寿の神には、このような私の言葉が世迷い言などではないことをご覧いただきたく願いたいものだ。

 

実際は90歳まで生きたといいますから、決して口先だけの宣言ではなかったようです。

 

北斎漫画 (全) 葛飾北斎: 全15シリーズ完全収録版(約4000図!)

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論語と算盤 (角川ソフィア文庫)

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ちなみに渋沢栄一の享年は91で、いずれも当時としては相当な長寿です。