品川保険事務所から

桶川市の品川保険事務所から

地震保険と義援金

 

スポンサーリンク

 

「長年、地震保険に入っているけど一度も地震なんて起きないね。

今までに何十万円も支払っているのに……。」

という嘆き半分、抗議半分のお言葉をお客様からいただいたことが、これまでに何度かあります。

その度に思っていたことですが、保険とは簡素化していうと、

「少額の負担を広く浅く集めることで、多額のお金が必要になる事故や災害に備える」

という仕組みのことです。

 

A県に住むAさん

B県に住むBさん

C県に住むCさん

D県に住むDさん

……(略)

 

という風に、何百万件もの大勢の方が地震保険に加入しており、集められた保険料はいざという時のための支払い準備金としてプールされています。

たまたまB県のBさん宅が巨大地震に襲われて、Bさんへの保険金の支払いがあった場合、そのことはわざわざAさんやCさん他の加入者には通知されません。

しかし、実質的には過去に積み立てていた皆の準備金から保険金が支払われているのです。

 

Aさん「長年、地震保険に入っているけど一度も地震なんて起きないね。今までに何十万円も支払っているのに……。」

私「先日、B県で発生した巨大地震の際に、被災地の方々に巨額の保険金をお支払いいたしました。そのお金はAさんから長年お預かりしている保険料なのです!!」

 

という風に説明したいのですが、お客様の中で、そのような視点から地震保険を理解されている方は少ないと思います(なかなかご説明する機会がないので書いてみました)。

 

また、地震などの大きな災害が起きると、被災した方々への義援金、募金、寄付金をあちこちで募っている様子が見られます。

「芸能人が大金を寄付した」といったニュースも目立ちます。

それに対して一般的な庶民の側では、

「私も寄付しました。少額ですが……」

「先ほど義援金を送金しました。偽善と思われる方もいるかも知れませんが……」

「募金いたしました。疑われるかも知れませんのでこれが証拠の画像です……」

と、遠慮がちな、申し訳なさそうなコメントが多く見受けられます。

 

しかし、上にも書いたように地震保険とは一種の長期的な互助制度で、お互いに「困った時には、困った人がこのお金を使ってくださいね」という了解の元に出来ている仕組みで、保険会社はその仲介をしているだけです。

つまり、地震保険に加入されている方は、それだけで既にある程度、被災地の方々に貢献している訳です。決して無駄になっている訳ではありませんし、少なくない義援金を被災地の方々に前払いで用意していたのだ、と考えることもできるのではないでしょうか。

さらに言うなら、今度そのお金を受け取るのは自分自身かもしれないのです。

広告を非表示にする